せき・ぜんそく 気管支や肺の一部に炎症や熱を帯びた部分があり、非常に敏感になっているために、ホコリや煙、温度差など少しの刺激でも咳が起こりやすくなるのです。また、この状態が長く続くと気管支に炎症性の浮腫(むくみ)を起こし、そこにアレルギー反応による炎症が加わると気管支の通りが狭くなり、呼吸困難やゼーゼーヒューヒューなどの症状を起こすことになります。漢方の治し方では、この気管支の炎症と熱とを同時に改善して行きます。 代表的な処方 ・柴朴湯 : 風の後の咳や気管支ぜんそくに・小青竜湯 : 痰が多く出ると咳、鼻水を伴うもの・麦門冬湯 : 痰の切れにくい咳、高齢者の長く続く咳